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事例研究とは

わたしは、看護師が体験する一例、一看護場面を流さず記録することが大切だと思っています。

事例研究とは、観察・経験した個々の事象を記述し、その事象を反映する母集団を明らかにしたうえで、その母集団に共通な事項を見出して必然的に導き出される法則性を明らかにする研究である、と孝えています。

この場合の「個々の事象」とは、対象となる人々の身体・精神・生活面、ひとりの患者への看護ケア(その全過程・あるいは一断面)、または、対象の人々を取り巻く諸々の人間関係や環境などをいいます。

また「法則性」とは「事象間の必然関係である」ので、ある状況の患者に対して、ある目標のもとになんらかの看護援助をして目標達成できた(目指していた変化をもたらすことができた)場合に、そのとき行った看護援助と目標護の間をつなげる要因、または、ある患者の行動や状況が、他の同じような患者に共通する一般的、本質的なつながりなどを意味します。

なので、事例研究は看護実践をぬきに行うことはできません。

また、事例研究と称されるものが、研究という視点からみて疑義をはさまれる理由としては、日常ごく一般的に行われているケースカンファレンスや、事例検討を含めて広義の事例研究というふうに呼ばれている故でもありましょう。

それと、事例研究の場合には仮説が明確ではなく、その実証過程が研究者の主観に頼らざるを得ないということにもよるのでしょうか。

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